星屑の私たち

今より少し自分のことが愛おしくなる「星屑」のお話。

今、見上げる空には何が見えますか?

青空、曇り空、夜なら星が見えるでしょうか?

あいにくの雨空かも知れません。

星屑の話の前に、ちょっと足を伸ばして「宇宙」を覗いてみませんか。

離れた場所から自分を見つめると、

今まで見えなかった新たな発見がありそうです!

目次

空のその先に広がる世界

あなたの目に映る空の遥か先、高度約100kmまで進むと「宇宙」と呼ばれる空間へ辿り着きます。

国際航空連盟(Federation Aeronautique Internationale: FAI)が、高度100kmから上を宇宙と定義しています。

ここはまだ大気圏の内側ですが、空気がほとんど無くあたりは真っ暗です。

そしてさらに高度400kmまで進むとISS(国際宇宙ステーション)が飛行しています。

観測窓からは薄いベールを纏ったような青く美しい惑星「地球」が見えます。

今夜あなたの上空を通るかも

【ISSの情報はこちらから】

JAXA 友人宇宙技術部門|国際宇宙ステーション(ISS)

https://humans-in-space.jaxa.jp/iss

#きぼうを見よう

https://lookup.kibo.space

そもそも宇宙とは時間と空間の広がりのことを指します。

今この瞬間も広がり続けています。

空に輝く「星」にも種類があります。

それは「恒星(こうせい)」と「惑星(わくせい)」

恒星は、燃料を燃やしながら自ら光る星。

惑星は、恒星に照らされて光る星です。

身近な星でいうと、太陽は恒星、地球は惑星です。

星の赤ちゃん

あなたは星(恒星)がどうやって生まれるか知っていますか?

宇宙には分子雲という雲が漂っています。

その中でガスやチリが集まって星になります。

赤ちゃんの星は表面温度が高く、青白くギラギラと光っています。

大人になるとちょうど太陽のように黄色く光ります。

おじいちゃん・おばあちゃん星になると表面温度が低くなり、赤っぽい星になります。

広い空の住所

子どもの頃、夜空を見上げては「オリオン座!」と

唯一自分で見つけられる星座を指さして喜んでいたことを思い出します。

あなたはいくつ星座を見つけることができますか?

星座は神話になったり占いに用いられたりしますが、天体の住所としても用いられます。

なので世界共通!

現在88個の星座が使われています。

もちろん、誕生日などにも使われる十二星座も含まれます。

星座の星は全てキラキラ光る恒星からできているんですよ。

星の周りを回る星、の周りを回る星

私たちに一番馴染み深い星といえば太陽と並んで「月」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

月は、地球の周りを回る「衛星」です。

人類が地球以外で初めて着陸できた星で、今もなお月面に人を送ろうと

世界8カ国が参加する「アルテミス計画」が進んでいます。

この8カ国にはもちろん日本も入っていますよ。

最近では、JAXAの月面探査機「SLIM」が月面へのピンポイント着陸を成功させたことでも話題となりましたね。

SLIMプロジェクトの詳細はJAXAのホームページから見られますよ

小型月着陸実証機 SLIM | ISAS/JAXA

https://www.isas.jaxa.jp/home/slim/SLIM/index.html

今後、もっともっと月が身近になる日が来るかも知れません。

ワクワクしますね。

近くて遠いお隣さん

私たちの住まいである地球のお隣さん「月」は、地球から最も近い天体ですが、

距離で言うと38万kmも離れています。

地球30個分。

なんだかイメージしにくい数字です。

時速300kmの新幹線で月のアリスタルコス駅まで行くとしたら…

約53日

時速1,000kmの飛行機で月のラングレヌス空港まで飛んでいくと…

約16日!

いずれにしても長旅ですね。

(※駅や空港の名前は月のクレーターの名前からとった架空のものです)

55年前、アポロ11号が月に行くまでにかかった時間は4日と6時間です。

そんなお隣さん「月」の誕生について現在最も有力となっている説として「ジャイアントインパクト説」があります。

これは、昔々、地球が生まれて間もない頃、

巨大惑星が地球にぶつかったことで、

大きく剥がれた地球の表面と砕けた巨大惑星の破片が合体して月が生まれたという説です。

このお話を聞くとお隣さんと言うより親戚のような感じがしますよね。

一緒に回る仲間たち

あなたも知っている通り、私たちの暮らす地球は

太陽の周りを1年かけて1周する「惑星」です。

太陽の周りには他にも

水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星の

全部で8個の惑星が回っています。

7つの惑星も地球と同時期に生まれたことがわかっていて、

きょうだいの様な存在です。

とはいえ、大きさも環境も全く違います。

例えば、太陽に一番近い水星は太陽系の中で一番小さい惑星です。

しかし、鉄などの重い素材でできた中心部の割合が高くとっても重い惑星です。

「地球の双子」と呼ばれる金星も、大きさなど見かけは地球と似ていますが、

強い温室効果ガスで覆われ、表面温度は500度近い熱々の惑星です。

一番遠い海王星は青い惑星です。

太陽から約28億6704万3000km離れたところにある海王星は

太陽の光が弱く、マイナス200度の寒い寒い惑星なのです。

地球は太陽の周りを1年で1周しますが、海王星はなんと165年かけて1周するんですよ!

さらに、さらに遠くへ

海王星を抜けて太陽から約4.2光年先にプロキシマ・ケンタウリという恒星があります。

太陽の周りを8つの惑星が回っているように

プロキシマ・ケンタウリの周りにもプロキシマbという惑星が発見されています。

この惑星は、地球と同じように生命が存在できる環境があるのではないかと

調査が進められています。

そして、太陽系などのたーーーくさんの星々の集まりを銀河と言います。

この広い宇宙には1兆以上もの銀河が存在すると言われています。

宇宙の始まり

そんな広い広い宇宙の始まりは、一体どんなものだったのでしょう。

それは遡ること138億年前

一瞬、一瞬とも言えないほどに短い時間で一気にエネルギーが膨らみ、

超高温で超高密度の火の玉になりました。

そしてその火の玉がさらに膨らんだことで宇宙ができました。

だんだんと火の玉の温度が下がっていくにつれて

水素などの軽い元素が生まれたそうです。

何億年、何十億年という途方もない時間をかけて

元素がたくさん集まったところに星ができ、

星がたくさん集まって銀河ができました。

最初の火の玉から90億年経った頃、太陽が生まれます。

8つの惑星も同じ頃できたと考えられています。

星屑の私たち

生まれたばかりの宇宙の中で

水素やヘリウム、リチウムが集まって星ができて、

そのうち爆発します。

そのかけらが集まって、また新しい星を作りました。

46億年前、同じように地球が生まれました。

海ができた38億年前、生命が誕生します。

全部全部、かつて星だった物質からできているのです。

今スマホを握る指先、マウスに添える指先の

目には見えない小さな小さな1部は

私になる前は、貝殻の一部だったかも知れない

その前は野原に咲くたんぽぽの花びらの一部だったかも知れない

そしてその前はトリケラトプスのしっぽの一部

さらにその前は、宇宙に漂う星屑の一部

いつか地球がその長い長い一生を終える時

かつて私を形作った一部も

宇宙に帰って、キラキラ輝く星になったりするのかな…

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございます (*´︶`*)♡

実は、漫画「宇宙兄弟」が大好きな麦野です。

宇宙という大きなスケールから見ると自分のいる世界が随分と小さく感じたり、

抱えていた寂しい気持ちがふわっと軽くなる気がします。

参考書籍

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分かるともっと楽しくなる╰(*´︶`*)╯♡


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